【ZERBINO 虎ノ門店 スタッフブログ】
こんにちは。虎ノ門店スタッフの石井です。
今回はハンガーのお話。
ハンガーは、スーツを永く着るためには欠かせない存在です。
正直な話、スーツは消耗品です。
ですが、しっかりお手入れをすれば永く持つものでもあります。
この間、ご高齢のお客様で40年前に作ったスーツをまだ着ていらっしゃる方がいました。
強靭な英国生地でしたが、しっかりお手入れをしないと、中々そこまで持たせることはできません。
ZERBINOでオーダー頂いたからには、是非永く来て頂きたいですし。
愛着をもって下さると、スタッフ冥利に尽きるってやつです。
さて、スーツ用ハンガーで気を付ける点は、
①肩の厚み
②肩幅がしっかり合っているか
③出来れば木製
です。
①肩の厚み
スーツの命は肩です。一番職人が気を使う所ですし、
ここが崩れてしまうと着心地、シルエット供に台無しです。
私はラーメン屋などにある薄いハンガーには絶対掛けません。
たたんだ方がましです。
②肩幅がしっかり合っているか
ここも重要です。
mm単位で合わせる必要はありませんが、
全体で3㎝以上違うと、肩が落ちたり、逆にテンションがかかってしまったり…。
もし、「俺のスーツの肩は何センチなんじゃい!」
と思いましたら、お気軽にお問い合わせください(^v^)
③出来れば木製
これは必須ではありません。無垢素材であれば湿気を吸ってくれる等々の話がありますが、どうなんでしょう…。私はあまり実感した事がありません。
ではなぜこの木製を押すのかというと、
「見た目」
です。高級感が違います。せっかくオーダーしたスーツですから、
特別な場所を用意してあげたいですよね。内装としての演出にも一役買ってくれるはずです。
さて、ハンガーの重要性を知って頂いた所でお次はオススメハンガーです。
(それぞれブランドの箇所にリンクを張っております。)
ZERBINOの店内にもありますし、10周年&銀座店オープン記念の際には、
オーダー頂いたお客様にお渡ししておりました。(上の画像がそれです!)
細身ながらも人体工学なるものに則っている為、肩がつぶれる心配はありません。
実は木製ではなく樹脂製。軽くて扱い易いです。
そしておしゃれ!!多くのテーラーで取り扱われているだけあります。
リンクはとりあえず検索したときのトップページを貼りましたが、アマゾン等でも取り扱いがあるようです。
(基本ダース売りのようですね)
ハンガーの王様です。
レディース、メンズと様々なハンガーを取り揃えていますし、高級感もかなりあります。
ネームを入れたり、プレゼントにもぴったりですね。
ZERBINOでも使っています。
青山一丁目駅にショウルームがあります。私も行った事がありますが、
壁面に整然と並べられたハンガーは、とても美しいですよ。
③無印良品
さてここにきて無印良品…?とお思いでしょうが、
私、発見してしまいました。無垢素材でありシューツリー等にも使われるレッドシダーを使用しながらも、
このお値段!(現時点では¥1800!)中々レッドシダーものってないんですよね。
高級感こそ上二つに軍配が上がりますが、実用性&バランスはこれが一番なのでは…。
無印良品。さすがです。
…さて長々と書いてしましましたが如何でしょうか。
色々なスーツを買って楽しんで頂きたいのも本音ではありますが、
愛着をもって着て頂きたいのも、それまた本音。
売りっぱなしのテーラーには、なりたくありません。
こんな感じで、ケアをしながらお部屋を彩るのもまた楽しいですよ。
以上石井でした。
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