[ZERBINO新宿店 スタッフブログ]
こんにちは。
またまた、ちょっとしたコラムです。
今回は似合う色、似合わない色についてです。
ちなみに、コラムの内容は個人的な一つの考え方だと考えていただければ幸いです。これが正義だ!と主張するものではありません。
そして「こんな方にはこんな色が似あう、似合わない」
といった趣旨の内容ではありませんのであしからず。
…さて結論から申し上げますと、
「似合う色、似合わない色なんて存在しない…?」
ということになります。
かなり極論、暴論ですが…
(参考元URL https://wp.yat-net.com/?p=4036)
このような色相環図はよく見ますね。
ざっくりというと、この関係性の中で対称色もしくは隣合わせの色が似合うと言われています。
ネクタイの合わせなんかは、参考にするといいかもしれません。
イタリアでよく言われるアズーロ・エ・マローネ(紺のスーツに茶の小物を合わせる事)等は青系と黄色系の対称色です。確かに調和は取れています…。
なのです、が。
いったい人の顔、身体の特徴はどの程度合致するのでしょうか。
肌の色、髪の色、唇、目、瞳…。
それに加え身長の低い、高い、恰幅の良さ等。
数え上げればきりがありません。その中で一つの要素を抜き出し、「こうなのであなたはこの色が似合います。」なんて、適当なことは言いたくありません。
さらには生地。ZERBINOには無数の生地が存在しています。一口に紺といっても素材感、トーン、織柄、季節感。この種々ある生地の中、それだけで限定してしまうのはあまりにもったいない…
そしてスーツの世界において、色を考えるというのは、「場面を考える」ことと同義です。格式が高めの場面に於いてものすごく明るい青や、リラックス感のあるベージュ、ブラウン等はご法度です。
キャラクターを出したいという狙いがある場合、周囲の方が不快に思わないよう、相当綿密な計算が必要になります。
それがいくらその方に似合う色だったとしても。です。
「らしさ」も出せて、堅めの場面にも合うのはこのようなチェック柄だと思います。元々クラシックな柄なので。
もちろん、縛りの無い場面では、冒頭の虎ノ門店長濱のような柄のあるリバティプリントや、夏に打ち出していた明るいエメラルドグリーンの様なスーツは大変お勧めです。
気分も上がりますしね。楽しい気分にしてくれます。そういった場面によって分ける方が、最高に装いを楽しんでいると言えます。
以上の様に、カジュアルの世界では別ですが、紳士服は「合わせ」よりも「マナー」や「オケイジョン」が先立ちます。着るべき場面を想定し、その決まりの中から「自分らしさ」を出します。
なので結論としては、「ことスーツに関しては、似合う色で悩む必要はない」ということですね。
やはりこ冒頭のような相環図はカジュアルな場面に発揮するものです。そういった面では大いに参考になると思いますので、小物類のコーディネイトで迷った時は、参考にしてみて下さい。
以上石井でした!
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