【ZERBINO新宿店石井ブログ】
ZERBINO新宿店の石井です。
本日は新作コルサルートタイのご紹介。
段々と皆様にも浸透してきてまいりました、
弊社オリジナルのセッテピエゲタイ。
今回のコンセプトは
「いい生地を使う」です。
これはコルサルートタイ全体のテーマでもありますが、
今回はとりわけ意識して仕入れを行いました。
見た目はシンプルなものが多いですが、
生地の品質はどれも最高です。
個人的なオススメを何点かご紹介させて頂きます。
まずはこちら。
イタリアの高級ミル、タリアディデルフィノの生地を使用しました。
ふっくらした生地感とメランジのテキスタイルがたまりません。
新宿店の倉田も愛用しております。
触ってみると微妙に起毛をかけた手触りが、手縫いと相まってより柔らかく感じさせます。
ここだけの話ですが、この生地はとても高かった…。
コルサルートタイの生地原価を爆上げした犯人です。
それでもやはりこの生地で作成したかったんです。
こちらは英国の伝統あるミル、サヴィルクリフォードの生地を使用しました。
かなりなめらかな質感で、ネクタイらしいタッチをしております。
こういった薄めの生地はノットがコンパクトになりやすいため、セッテピエゲらしさをより強調します。
このタイは通年使っていただけますね。
一部事情があってつけられないものもありましたが、ネームタグを付けられる生地はできる限りつけています。
ここをつける位置も今まで地味に試行錯誤しましたが、(複数お持ちの方は気づかれた方もいるかもしれません)
ここが一番いい気がします。
セッテピエゲの製法でしかこういった風にガバッとめくれないですし、隠れた拘りが心に刺さります。
そして最後はこちら。
コルサルートらしい、楽しい柄をしております。
ですが品質は抜群のカルロバルベラ。言うことありませんね。
実はこちらに採用されている生地自体が、バルベラと、弊社の商標登録でもあるコルサルートとのWネームなんです。
生地も世界で弊社しかありませんので、完全にオンリーワンのネクタイです。
撮り忘れてしまいましたが、このネクタイもバルベラの格式高めなネームタグが付いております。
多くの種類はあるのですが、今回は三本のご紹介。また追々紹介致します。
と言ってもロットが少ない為、そういっているうちに日の目を浴びないタイもありそうですが…。
画像をご覧頂き気付いた方もいらっしゃるとは思いますが、
また少しだけマイナーチェンジを致しました。
実は今回剣幅を0.5cm程小さくしております。
気になってるけれど、剣幅が太くてちょっと…。という声を今まで少なからず頂戴しておりました。
個人的には前回位の幅がアイデンティティもあって良いと思うのですが、より多くの方にご着用頂きたいと思い、
少しだけ細く致しました。それでも一般的なネクタイよりは大きいと思います。これ以上は細くしたくないですね…。
設定自体は8.5㎝なのですが、手縫いの風合いを生かすため、アイロン強くかけないようにお願いしております。そのため少々膨らみがあり太く感じます。
前回もご紹介いたしましたが、作っていただいている工房はツバメ日吉さん(詳細はこちら)
千葉の沿線沿いにある工房で、いつもレベルの高い縫製をしてくださいます。
千葉出身の石井としては馴染みのある風土で、夕方にみた工房の屋上からの景色は感涙を誘いました。
…実は皆様がしているネクタイは一つ一つ丁寧に職人さんが作っております。
ですので、私としても手にしていただいた皆様には是非大切に扱っていただきたいです。
マイナーチェンジしたセッテピエゲタイ、今まで太いからと気になっていた方もこの機会に是非ご覧ください。
以上石井でした。