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私の革靴の経年変化…

【ZERBINO新宿店 石井ブログ】

 

ZERBNO新宿店の石井です。

 

そういえば忘れていたことがありました。

度々私がブログで紹介しておりました私物の靴たちですが、

 

どこかで経年変化もご紹介します!

と元気よく言ったものの、完全に失念しておりました。

 

経年変化と言って良い年数が経ったものが何点かありますので、ご紹介致します。

ATレザーを紹介したこちらのブログ

ワインのムラ革を使用し、黒のクリームを程よく入れることで、

アメリカのビンテージ靴っぽくしようと目論んでおりました。

関係ないですが、まだまだ未熟者だった時期のブログを読むと気恥ずかしさがありますね。

2018年に作成しましたので、既に4年の時が経っております。

 

 

ATレザー 宮城興業

 

 

 

今やこのように。ヘヴィな赤さになりました。

紐は他社製品に変えました。少し短いので買い直そうと思っています…。

 

 

 

 

ATレザー 宮城興業

 

 

仕上がった当初は「赤すぎたかな…」と思い、登場回数は少なかったのですが、

黒のクリームを入れていくことで渋く、まさに使い古したビンテージ靴のようになってからは、かなり使用回数が増えています。

今やとても気に入っています。ブラッシングするだけで綺麗な光沢が出てくるので、この革のポテンシャルに驚かされます。

 

左足の爪先部分は一度大きくえぐれてしまって傷になりました。拡大するとよくわかります。

当時は「おちこんだりもしたけれど(わたしは元気です)、」クリームで補色しました。

 

 

本来はやすり掛けをした後補色専用クリームを入れると良いのですが、中々赤が近い色が無く、なんだかこれで落ち着いています。

靴に限らず身に着けるものは道具でもあるので、こういった傷等は自分が使った証と捉えて付き合っていきたいと思います。

 

 

 

続いては、一年半程前のMIYAGIKOGYOを作成した、こちらのブログ

 

 

こう見返すと、大分変わりましたね。

少しオレンジのような革色は、クリームによってかなり暗くなりました。

セミスクエア特有の角ばった感じも歩行によってコバが削れ、柔らかい印象に。

実はこの革、顔料が薄く塗ってあるのか、使っていくとスレなどで色が落ち、中の明るい色がまだらに出てきます。

このムラ感がたまりません。

 

(左小指の付け根あたりを見るとムラが分かりやすいです。)

 

 

本当にこれは気にいっています。(BIG LOVE)

ヌラヌラとした光沢があり、履いているとよく褒められます。

ブラウンですが、シボ革というのもあり、安心感があり登板も多いです。

 

 

 

こちらも実は右脇に大きくえぐれた傷があります。

クリームによる補色で遠目は目立ちませんが、やはり分かります。

前述のとおりこれも味と捉えればなんだかいいものです。

 

 

 

「そうはいっても綺麗な方が良い。」

私も昔はそう考えたものですが、この抉れた傷は私が履かないとつかなかった「デザイン」でもあるので、今は逆にこの傷が無くなると寂しさを感じる気がします。

 

 

 

 

まだまだあるのですが文章量が凄くなるのでこの辺で。

 

 

 

 

またの機会に。

 

以上石井でした。

 

 

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