【ZERBINO新宿店 石井ブログ】
ZERBINO新宿店の石井です。
今回ご紹介するのはこちらです。
品番(27-3887)
DORMEUIL AMDEUS(ドーメルアマデウス)
CL¥119,000(TAX IN ¥130,900)
LL¥169,000(TAX IN ¥185,900)
決して安くはないこちらの生地。
ですが、入荷してはすぐに品切れを繰り返してしまいます。
やはり実際に触れたお客様たちにも伝わる良さがあるのでしょう。
本当にこの生地は素晴らしいです。
…ではなぜこの生地は素晴らしいのでしょうか。
それはSuper表記の高い原毛を使っていない点に尽きると思います。
アマデウスはSuper100前後の原毛を使用しています。
あえて中太くらいの原毛を使用することで、生地にハリとコシを持たせています。
店頭にてこちらを説明すると「super150でもないのになぜこのようなきれいなツヤがでるのか」と疑問の声をいただきます。
確かに高いSuperを使った場合、光沢はでやすくなりますが、その限りではありません。むしろ最後の仕上げが及ぼす影響のほうが強いです。
通常スーツ地は織り上げられた後、モワっとした毛羽立ちのある仕上がりです。実際に見ると、「これがスーツ生地…?」と不思議に思われる方も多いと思います。その後洗ったり、縮絨したり、毛羽を切ったり、ローラーで電気を通しながらプレスしたりして、皆様になじみのある服地となります。
「毛織物 できるまで」等調べてみると面白いです。
品番(27-3888)
話がそれましたが、このアマデウスはこの拘り抜いた仕上げ技術において、エレガントな光沢を演出しております。打ち込みの良い生地でありながらも高級感を感じさせるのは、そういった理由からです。
Super150-180くらいの生地のソフトで気持ちのいい風合いは、まるで宝石のようで、それはそれで素晴らしいものなのですが、どうしてもスーツとしての仕上がはクタリとしやすく、「ピン」と張り詰めた感じの仕上がりにはなりません。逆にその下に落ちるようなとろみが色気を生むのですが、ある程度立体的なスーツの仕上がりを期待するときには、デメリットに働いてしまいます。
サヴィルロウのテーラー達が顧客であるドーメルは、生地作りにおいて何が重要なのかをしっかりと理解しています。やみくもに細い原毛を使うのではなく、仕上がりの良さが担保されている生地をつくることは、彼らにとって命題なのでしょう。
…といった風に語ると長くなってしまうのですが、エレガントなスーツを作る際にこれほどまでにバランスの取れた生地はありません。
パワプロでいうと全パラメーターオールAです。ちなみに一回もやったことがないので「たぶんそんな感じ」で話しています。
実際に触れて、光にあててみてください。心奪われると思います。
ご覧になるだけでもお気軽にお越しください。
以上石井でした。
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