憧れと敬意の柄

【オーダーショップZERBINO虎ノ門店Blog】

こんにちは、ZERBINO虎ノ門店の谷内です。

昨年の今頃、タータンチェック風のジャケットを仕立てましたが、まだまだ仕立ててみたいチェックがいくつかあります。

その中でもスーツを仕立ててみたいのが「プリンス・オブ・ウェールズ」です。

「プリンス・オブ・ウェールズ」はイギリスのエドワード7世が好んでいたグレンチェックで、水色のウインドウペンが入っているのが特徴です。

(エドワード7世はスーツか音楽がお好きな方ならご存知ですね。)

王族の方が着るには、少々地味ですがタータンチェックの柄の一つです。

余談ですが、エドワード7世の愛称は「バーディ」と「テディ」の2つあります。

テディの不良少年的な意味合いはエドワード7世からみたいですね。私は今回調べていて初めて知りました。(そもそもはエドワードの愛称、バーディはアルバートの愛称です。)

テディボーイに憧れて、エドワードジャケット風の上着を作ったことがありますが、その時すでにお手本にしていたみたいで何だか嬉しいです。

店内のものを集めてみましたが、意外と少なかったです。

チェックの中でも、離れると無地っぽく見えるグレンチェックは人気です。

それに爽やかな印象のウインドウペンが、よりお仕事でもご着用になりやすい印象で、色が濃いものだと割りと早めになくなってしまう傾向にある気がします。

季節は決めていませんが、近々作りたいと考え中です。

仕事で着やすい、合わせやすい、スーツを作る上で大切な要素ですが、ルーツや憧れに思いを馳せて作るのも楽しいです。

ZERBINO虎ノ門店　谷内

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