【ZERBINO銀座店 石井ブログ】
本日は経年変化のご紹介。
昨年ZERBINOオリジナルとしてリリースしましたビットローファー。
実はこちらの靴は石井の私物を撮影したものでした。革はワインハイマーを使用しています。
革靴は、はじめはもちろん美しい状態ですが、履きこむに連れそのピシッとした感じは崩れていき、反面光沢を放つようになります。
本革の表面は綺麗に見えても細かい凸凹が無数に存在します。
その凸凹ががクリームによって埋められることで光沢を放つようになります。
所謂高級な、キメの細かい革は凸凹が少ない為、比較的早く光るようになりますし、シワの入りも美しいです。
長く時が経てば経つほど、その違いは顕著になっていきますので、長く履くと決めたものは、少しばかり高くてもいい革にする事をお勧めします。
そして半年経った私のビットローファーがこちら。
敢えて一日中履いた後の脱ぎたてを撮影してみました。
ぬらぬらとした表面になっています。ワインハイマーの経年変化はやや早めといったところでしょうか。
ある靴職人の方とお話ししたのですが、ワインハイマーは基本的に硬く仕上がりがちなクロムなめし。にも関わらずやわらかく、クリームもよく吸うので本当に不思議とのこと。
クロムなめしならではの端正な表情ももちながら、革らしい経年変化も期待できます。
(うん、かっこいいですね)
また、ローファーならではのモカ割れが起きてきています。
これは好みが分かれますが、私は凄く好きです。
よく履き込まれたグッチのビットローファーもこのようになっていることがあり、独特の味があります。
この靴はお気に入りでオンオフ共に履きこみました…。ゴミ捨てに行った時の扉の開け閉めでモカの先端が削り取られた時は、流石に悲しみに暮れたりもしました。クリームを塗って一応ことなきを得ています。
さてこちらの靴、一つだけ失敗したことがあります。
それは「シワ入れ」
巷では儀式的に行われることもありますが、私はこれを機に過激な反対派になってしまいました…。
今まで「そんなのあるんだ」くらいに思っていましたが、「いっちょやってみるか」的な軽ノリで手を出しました。
はじめはここにシワがあればいい感じ!!と思って履いていたのですが、当然革靴ですので実際の足の位置で皺が入ります。結果的に複数のシワが入る事になり、その点非常に残念です。
まぁ細かいことはワカチコ気にしない石井なので変わらずこの靴を愛する事には変わりないのですが、みなさま試す際はそういったデメリットもある事を私の経験から得ていただければと思います。
以上石井でした!
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