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イタリア洋行記④

【ZERBINO銀座店石井ブログ】

ZERBINO銀座店の石井です。

続いておりますイタリアブログですが今回で最後。

前回から少し間が空いてしまいました。

(前回のブログはこちら)

 

三日目はドーメルのミラノオフィスへ。

オフィスがある建物やはりクラシックな雰囲気でした。

 

 

(ここではないのですが、迷っていた時に撮った付近のビルです。何度も言いますが、本当にイタリアは、歩けば雰囲気のいい建物ばかりですね。)

 

 

 

私は本当にドーメルが好きなので、今回の訪問はとても楽しみでした。私が仕立てた生地で1番多いのはドーメルです。

ダンディで、渋い生地が多いですから、私の心を動かすものばかりです。

 

 

 

 

 

こちらドーメルの歴代織ネーム。

全部ください!と言いたくなるほどです。

すでに私物用に仕込み終えていたドーメルのビンテージスーパーブリオがあるのですが、頼めばくれたかな…。

 

 

 

 

ドーメルマン(ジェントルマン?ミスタードーメル?まずい、あやふやです)。

ドーメルのイメージするキャラクターで、世界各国を飛び回ります。こちらはミラノオフィスですのでドゥオモ。

 

 

 

(昔の広告。本来スポーテックスこのようにして着るべきなのでしょうね。)

 

 

また、写真には撮れませんでしたが、ドーメルの生地がどのブランドに使われたか等資料もありました。

どことは中々申し上げられませんが、ビッグメゾンばかり。やはりラグジュアリーの畑でも認められているんだな…と思いました。

 

 

スーツだけでなくデザイン性のあるスラックスなどもありました。

今はラグジュアリーストリート的な感じで売っているところにも採用されています。

もちろんそれらで採用されているのはスーツで使われるようなウール生地です。

 

 

皆さんもウールスラックスでワイドに作るのは本当におすすめです。エレガントなドレープを描きます。

 

 

(販促アイテムがいちいちかっこいい)

 

 

来シーズンの見本を複数いただき、ドーメルを後に。

帰り際にビンテージのスポーテックスで作られたポーチをいただきました。

 

 

 

 

さてここからはマーケットリサーチです。待ちに待っていました。

以前はテーラーなどにも行っていたようですが、アテンドの方の提案でリアルな感覚を見るならセレクトやアウトレット、ビンテージショップがいいのではということで、そちらを回ることに。

アウトレットと言われると、日本のイメージから郊外にあるものを想像していましたが、街中に多くあるとのことでまずはそちらを回りました。

 

 

買い物が好きな私と下地は、目がハートになっていました…。

アウトレットでは日本のブランドも多く存在しました。

どうやらサルティ?という期間のようで、さらに安くなっているところが多かったです。

お金が無限にあればよかったのに…!

 

それぞれご紹介いたします。

ちなみにアウトレットでは結局私は購入しませんでした。

 

 

(購入後のホテルでたまらず撮影)

 

 

購入したショップはTHE CLOISTER(https://thecloister.store/it/)サイト重めです。

インスタもあるようなので、そちらのほうが雰囲気がわかりやすいかもしれません。

 

外観を取り忘れてしまいましたが、運命的な出会いをし、旅の思い出とともにお持ち帰り。

レザーのファイヤーマンジャケットです。日本においては中々見つからず…。

メルカリ等探せばあるのですが、こちらのようにエンブレムが縫い付けられており、金具の形もスマートなものは見つかりません。

レザーの質も中々のものでした。乾燥していたので、帰国後クリームを塗りたくり、もちもちになりました。

 

このブログを作成している今日も着用しました。皆に褒められてうれしいです。

他にも上品なアイテムが多かったです。

ツイードのジャケットやラグランのコートなど素晴らしいものが多かったです。

 

 

 

 

PIUMELLI(https://www.piumelli.com/)

こちらでグローブを購入。

かなりリーズナブルな金額だったのですが、相当質が良いです。

イタリアはレザーが良いと皆言いますが、本当にそうでした。もちもちすべすべのレザーです。

もう少し無理して他も買っておけばよかった…。

 

 

 

 

cavallienastri(https://cavallienastri.com/en-jp)

 

続いてはこちら。

こちらも素晴らしいビンテージショップ。

快く出張へ行かせてくれた店舗のスタッフへのお土産として、ビンテージのピンバッジを購入しました。

 

…ここでも欲しいものが沢山ありました…!

ETROのレザーバッグがあったのですが、今でも夢に出るくらいほしいです…。

先にファイヤーマンを購入してしまったので泣く泣く購入を見送りました。

でももう本当に二度と手に入れられません。悲しい。

 

昔のよくわからいメーカーのレザーシューズが置いてあり、かなりハイクオリティでした。

また、レザーのジャケットもよいものが沢山ありました。

皆さんイタリアに行かれた際はビンテージショップでレザーアイテムを探してみてください。いいものが多いです。

他にはローデンコートやバーバリーのトレンチなども置いてありました。

 

 

 

 

 

他には昨日外観のみだったドゥオモの中に入ってみたりしました。

本当にすごいですね。これすべて石を削ったもので構成されているので(多分)

労力が途方もないな…。と思いました。

立ち尽くして当時の労働者へ思いを馳せていたかったですが、スケジュール的にやや駆け足に。

 

 

他にもショップは行きましたが、とりわけ感動したのが先のヴィンテージショップでした。

 

 

 

この日はこれで終了。

正直もう一日くらい欲しかったです。

 

 

翌日は14時ころのフライトだった為、あまり時間はなかったのですが買い逃したものを速攻で買いに行きバスに。

 

 

 

下地と別行動し、下地は昨日いったアウトレットへ。

私は妻へのお土産でサンタマリアノヴェッラへ。

 

 

 

 

言語が通じない香水店に行くのは中々ハードルが高かったです。

少し怖めの女性店員でしたが、案外熱心にやってくれました。日本で展開のないオードパルファムを購入しました。

その後、空港にて初めての免税処理体験をし、帰国。(ドキドキしました)

 

 

トランジット先のトルコでは6時間待つことになりましたが、意外と見るところが多かったです。

 

空港内にあったピエールカルダン。もはやどこが舵を切っているのか…。

1980年代は相当勢いのあったメゾンブランド的立ち位置だったようですが、

今の日本においては婦人服のイメージが強いです。

基本はどこの国もどこかの商社がライセンス権を持って、独自に展開をしているのだと思います。

でもこちらでは案外良いものが多かったです。トルコでは、リーズナブルなドレスショップというところでしょうか。

 

 

日本行きの飛行機は神席だったので快適に帰国することができました。

 

 

 

 

さて、これにてイタリア出張は終了。

さまざま思うこと、感じた事が多くありました。全てが特別に見える初めての海外でした。

滅多にない機会をいただけたことを心から感謝します。

 

 

皆様お付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

最後に取り留めのない写真を載せて、さようならです。

 

 

(閉店前のスーパー前、ゴミ。)

 

 

 

 

(ペットショップの落書き。右の猫の表情がいい。)

 

 

(多分何かの催し)

 

 

(何故かグリーンなのに透明度が高めな川と、それに隣接されたマンション。)

 

 

(ヴィエラからミラノへの帰り道。あまり舗装されていません。)

 

 

(地下鉄に余裕でいる犬。かわいい。)

 

 

 

 

以上石井でした!

 

 

 

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