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ラスティックか都会的か

【ZERBINO銀座店Blog】

 

 

みなさまこんにちは。

ZERBINO銀座店の田上です。

本日ご紹介する生地はこちらです。

 

カノニコ

 

CANONICO     RUSTIC TROPICAL

カノニコ      ラスティック・トロピカル

WOOL 100%

生地品番   92―2818

Custom Line   ¥78,100(税込み)

Luxury Line   ¥136,400(税込み)

 

 

前回に続いてカノニコのご紹介です。

特にカノニコが好きというわけではないのですが、

気になる生地がカノニコだったというパターンが多い気がします。

ゼルビーノでの取り扱い量が多いということもあるのですが、

デザインの良さもさることながら、品質のバラエティが豊富なことも

大きな魅力です。

生地の仕事をしていた時に、そのシーズンのフルコレクションを

何度か見せてもらったことがあるのですが、

その内容に圧倒された覚えがあります。

今や誰もが認める世界有数の毛織物メーカーですね。

 

カノニコ

 

今回ご紹介している生地ですが、21μ(ミクロン)の原毛を使った

最近評価の高い品質です。

21μというと、SUPER表記をすると SUPER50’s になります。

そのわりと太い原毛を使い2/60くらい?の糸にして平織で織られた

ものがこの生地です。

糸の撚りも通常よりも多く入っている気がしますので、

シワの回復力も高いと思います。

若干粗野な見た目(表面感)とドライな触感が RUSTIC TROPICAL

と呼ばれる由縁なのでしょうか。

 

実は、この春夏で私が自分用に仕立てたスーツもこの品質です。

私のスーツは霜降りで少し濃い目のミディアムグレイ無地ですので

この生地よりも更にラスティック感が強く出ていますよ。

 

カノニコ

 

デザイン面でも少し大きめのグレンチェックがいい雰囲気出してます。

チェック柄の平均的な大きさが、タテ6.5㎝×ヨコ5.5㎝くらいですが、

この生地は、タテ8.5㎝×ヨコ7.3㎝もあります。

それでも見た目のバランスはいいですよ。

更にオーバーペン的に使われているレッドのチェック柄が伝統的な柄を

少しだけモダンな方向に向けてくれていますね。

ラスティックと言いながらも都会的です。

 

もしも、もしもですが、今年売れ残ったら来年の自分用にキープ

しちゃうかもしれません。

それだけお勧めの生地です。

みなさま是非!

 

 

ZERBINO銀座店 田上

 

 

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