【ZERBINO 銀座店 小椋Blog】
ZERBINO Blogをご覧のみなさま、こんにちは。
銀座店の小椋です。
もう5月も中盤を過ぎ、最近ですとお客様から「冬物に代わるタイミングはいつですか?」とたまに質問をいただきます。
いまさら感があるのですが、前回に続き今季仕立てた自身のスーツをあまりに気に入っておりますのでご紹介させていただきます。
今回はベルギーの首都ブリュッセルで設立され、今もなお揺るがぬ地位を確立するSCABALで仕立てました。(織りネームからしてカッコいい、、、)
スキャバルでは例年、春夏向けで展開される‘‘MONTEGO BAY‘‘という言わずと知れた名品がございます。
お好きな方も多いのではないでしょうか。サマーキッドモヘア60%に対してSuper100sのウールを混紡させたシリーズでして、日本の春夏にはもってこいなシリーズです。
スキャバルは頭にロイヤルという言葉を用いることがよくあるみたいでして、これらのシリーズの(おそらく)上級ラインのロイヤルの称号が加わった‘‘ROYAL MONTEGO BAY‘‘を見つけました。
いまよりも随分と前(25年前くらい?)にあった企画だったそうで、ヴィンテージが好きな私は気が付いた時には仕立ててました。「ロイヤルモンテゴベイ」口に出したくなるような語呂の良いシリーズ名です。
[FABRIC]
SCABAL W40% M60%
※こちらの服地は一点物です。
派手な色柄も勿論好きですが、ネイビー無地も好きな私にはドンピシャです。
生後3か月以内のアンゴラ山羊の毛が贅沢なことに60%。
緯糸100%がモヘアってわけです。
それはもう特有のパキッとした立体感はモヘアの表情が存分に出ておりまして、弧を描く衿のロールにはもう大満足です。
モヘアはウールよりも伸縮性がございませんので、より立体的にうつり晴れた下で見たらキラキラとしたツヤがあります。ウール100%のスーツと比べると全く違う表情になりますね。
今回のスラックスのシルエットがなによりお気に入りポイントです。
ほどよくゆとり入れヒザからスソに向かうこのストレートなシルエット、
スソ口ダブルのモーニングカットは美しいですね、、、
もちろんジャケットも素晴らしい着心地をしております。
新型ラグジュアリーラインですが、あえてマニカカミーチャの仕様にはしておりません。今回はパキっとした表情にしたかったので、セットインにしております。もちろんマニカにしても全然いいと思いますが、、、。
首から肩にかけて吸い付くこののぼりがモヘアの固さを忘れ、非常に着心地の良い仕上がりとなりました。
…オールダブルステッチはtoo muchだった気もしますが、まあこれはこれで良しとしましょう。
今季は前回のロロピアーナのスーツといい、どれも今の気分を存分に表せているシルエットになりました。
おかげさまで毎日気分が良いです、ぜひみなさんも暑くても着たくなるようなスーツ仕立ててみないですか?
以上、ZERBINO銀座店の小椋でした。
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