【オーダースーツZERBINO虎ノ門店Blog】
こんにちは、ZERBINO虎ノ門店の谷内です。
お仕事や、式典などの堅い場面でご着用するスーツとして、濃紺やチャコールグレーをお仕立てになるお客様がとっても多いのですが、
本日はそういうご用途とは少し違うダークな生地をご紹介いたします
ブランド REDA -レダ-
Wool 100％
品番 145240-0002D
Custom Line ￥71,000+Tax (￥78,100)
Luxury Line ￥119,000+Tax (￥130,900)
※こちらの生地は一点物です。
ご検討の場合はお問い合わせください。
こちらの生地、ちょっと不思議な質感です。
細かいシボが出る複雑な平織りで、「梨地織り」というものです。
梨地織りの代表が「アムンゼン」という織り方なのですが、今回のこちらの生地を紹介するに当たりアムンゼンについて改めて調べていると気になることが…
アムンゼンは日本独自の織り方で、基本的には国産の生地に多く見られるということです。
また、アムンゼンというの
(何故!?となり、いろいろ調べたつもりなのですが、わからずじまいです…ご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい…)
となると、これは果たしてアムンゼンなのか…？
ということになりそれも調べてみたのですが、近い織り方の生地に「クレープ・ジョーゼット」がありました。
日本の生地でいう「ちりめん」です。
アムンゼンより密度が薄く、より涼しい生地になります。
シルクジョーゼットは透ける素材なので、女性のドレスなどに使われることが多いのですが、ウールジョーゼットは夏物の紳士服にも使われる素材なようです。薄さもさることながら、シボのお陰で肌にベタつかないので爽やかな着用感です。
どちらも梨地織りの生地なのですが、シボが細かいより滑らかに見えるものがジョーゼットです。
長くなりましたが、こちらの生地はおそらくウールジョーゼットになります。
今までならアムンゼンとご紹介していましたが、インポートの生地だと少ないかもしれないです。
シボと適度なハリ感、通気性で夏におすすめなウールジョーゼットですが、丈夫な生地ではありません。
シボは極端に言うと、糸をたるませて織り上げることでできています。
なので、摩擦や引っ掛けに非常に弱いです。
ヘビーユースは避けていただいたほうが、長くお召いただけるかと思います。
夏物の生地もそろそろ見納めです。
次ご覧いただけるのは半年後ですので、少しでも後ろ髪を引かれる物があればぜひご来店をお待ちしております。
ZERBINO虎ノ門店 谷内
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