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品質は本物!

【ZERBINO銀座店Blog】

 

 

みなさまこんにちは。

ZERBINO銀座店の田上です。

本日ご紹介する生地はこちらです。

 

ダンヒル

 

ALFRED DUNHILL    アルフレッド・ダンヒル

WOOL 100%    MADE  IN  ENGLAND

生地品番   2302―908

Custom Line   ¥80,300(税込み)

Luxury Line   ¥123,200(税込み)

上記ジャケットお仕立て価格です。

 

 

2015年の春夏シーズンを最後に日本国内向けオーダーメイド用服地の

ライセンス契約が終了したアルフレッド・ダンヒルのジャケット生地です。

以前のブログでもお伝えしましたが、オーダーメイド用の生地ブランド

として最も成功したブランドがダンヒルです。

若い世代の方にはライセンスブランド自体に馴染みが無いと思いますが、

かつてはオーダースーツ業界をブランド服地が席捲していました。

ライセンスブランドのビジネスとは、そのブランドに年間いくらという

契約料を支払って、そのブランド名やロゴを使わせてもらう仕組みです。

フランスを中心としたラグジュアリーブランドから、でっち上げられた

無名のブランドまで、数え切れないほど存在していましたよ。

その中でもダンヒルは知名度、流通量ともに群を抜いていました。

私自身も長年ダンヒルの企画から販売まで携わっていたのですが、

シーズン毎に(春夏と秋冬と年間2シーズン)スーツ用ジャケット用と

合わせて150品番ほどのコレクションを作っていました。

実際にハダースフィールドの各メーカーを訪問して、事前に渡しておいた

デザインのアイデアを基に織られたサンプルからセレクトするのですが、

長年の生地の仕事のなかでも最もダイナミックで思い出深い仕事でした。

 

ダンヒル

 

毛織物の聖地ともいわれているイギリスのハダースフィールドにあるメーカーを

中心に物作りをしていたのですが、ジャケット用に関してはデザインの豊富さ

などもありイタリアのメーカーの物を多く使っていました。

その中で、今回の生地はハダースフィールドにある私も大好きな老舗メーカーの

定番的な品質を使っています。秋冬物のジャケットとして中心的な存在でした。

上の画像にある生地の織ネームですが、今から25年以上前まで使われていた

ものですので、この生地は少なくとも25年以上前に生産されたということです。

ダンヒルのコレクションに欠かすことが出来なかった品質なんですね。

また、格子柄なのに1.9mという生地の長さも時代を感じさせます。

(デザインやご体格によってはお作り出来ない可能性がございます)

 

ダンヒル

 

この品質ですが、表記はありませんがラムズウール100%だったはずです。

ラムズウールのソフトさがありながら英国製らしいしっかりとした生地感

もあるので仕立て映えもとてもいいと思いますよ。

格子の大きさもタテ8.0cm×ヨコ6.5cmとジャケットとしては使いやすい

大きさです。

ネイビー、ブラウン、グレイが混ざり合った何とも言えない深みのある

上品な色がたまりません。

貴重なダンヒルのジャケット生地です。

ライセンスブランド服地ですが品質は本物です。

是非お手に取ってみてください。

 

 

ZERBINO銀座店 田上

 

 

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