【ZERBINO 銀座店 BLOG 小椋万葉】
ZERBINO BLOGをご覧のみなさま、ご無沙汰しております。
銀座店の小椋でございます。
暑い日が続きますがみなさまいかがお過ごしでしょうか。
私はと言いますと持参したお弁当を平らげた後に、ランチに出かけるという奇行に走っております。
もう少し自分を改めようと思う日々がつづいております。
前置きはさておき、本日は私の心に訴えてきたビビットなコート生地をご紹介いたします。
〈Fabric〉
・FUKAKI KEORI W90% Ca8％ N1％ Pu1％
・No.AK2407-547
〈Coat Price〉
￥125,000＋tax（￥137,500-）
目覚めるような派手なコート地、まさにZERBINOを彷彿とさせるカラーです。
日本の毛織メーカーFUKAKIKEORI、常に本物を追求し続ける私の好きな毛織メーカーのひとつです。
カシミヤを取り扱うことでご存じの方もいるかと思いますが、今回はあえてカシミヤ混。
ウールをベースとした生地になっております。
カシミヤ100%ですとあまりにラグジュアリーが過ぎて、日常で使うには少し抵抗を覚えてしまうのも事実ですが、こちらの服地であればそこまで抵抗も覚えないかと。
それでいてお気持ちばかりのナイロンとポリウレタンが含まれているものですからデイリーユースにはもってこいではないでしょうか。
カシミヤをはじめ天然繊維というのは非常にデリケートでして、その素材の良さを保つために最適な環境下で染色を行っているのですが、天然素材がゆえに毎回同じ色にならないことがよくあるようです。
なんとか長年にわたり蓄積したノウハウにより色を再現しております。
常に触れていたくなる唯一無二なタッチです。なんだかずっと触れていると先人の努力が、汗と涙の結晶が存分に伝わってきました。
さすがのFUKAKI KEORIですね。
こういった艶の生地は仕上がりに本当に期待ができます。
動く度につく深い陰影とドレープが相まって色合いはポップであっても、ラグジュアリーな見た目であることに変わりはございません。
秋冬はダークトーンの衣類が多い中で1着くらいこんなコートがあっても良いのではないでしょうか。
ぜひ街中の差し色になってあげましょう。
以上、ZERBINO銀座店の小椋でした。
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