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豊かなキャバルリーツイル。クオリティに反した価格。

【ZERBINO銀座店石井ブログ】

 

ZERBINO銀座店の石井です。

 

今回はキャバルリーツイルのご紹介。

 

 

キャバルリーツイル

 

Fabric:MARZOTTO

Order Suit

NO:

ネイビー 47-4247

ライトブラウン 47-4249

オリーブグリーン 47-4248

 

Custom Line:¥67,100 in tax

Luxury Line:¥125,400 in tax

品質:W100% 

 

 

キャバルリーツイルは最高です。

何ていったって丈夫ですから。

元々騎兵隊用のトラウザーズとして

作られたのは有名な話。

 

恐らく今の紳士服業界にあるものとは違い、

更にハードなものだったかと思いますが。

 

急斜面で、

綾の織が立っていることが特徴として挙げられます。

ギャバジンともいわれますが、

とりわけ畝が立ったものが

キャバルリーツイルと呼ばれる傾向が強いです。

この辺が服飾業界特有のぼやっとしたところです。

 

どなたか厳密な定義をご存じの方ご教示ください。

 

 

まぁそんなのはどうでもよいんです。

大事なのはこの生地が素晴らしいということ。

 

通常、丈夫な生地というのは、

厚く、重く、硬く、着心地が悪いものが多いです。

それは耐久度とトレードオフです。

 

反してこちらの生地は確かに重いのですが

決して硬くなく、柔らかなハンドリング。

柔らかな原毛を用いて密に、厚く織ると

このようなダムダムとした生地になります。

 

ギャバジン織

【ネイビー。グレーが混じったような、ややくすんだ色使いです。】

 

 

ダムダム生地(銀座店内流行語)は、

非常によく仕上がりやすいです。

その厚みからスーツの保形性がありますから、

ピシッと仕上がります。

ですが決して硬い着心地というわけではなく

肌になじみ、人間の動きに追従いたします。

 

 

キャバルリーツイル

【ライトブラウン。少し画像がモアレっていますが、

タップして拡大すると生地感がわかると思います。】

 

 

そういった生地感もさることながら、

色使いも素晴らしいです。

実際に店頭でご覧いただきたいですが、

杢糸使いで、

一つの糸に二色の糸を使って霜降り状の

色構成になっています。

 

これが生地に奥行きをうみ、

ぺったりとした色味になりすぎず、

エレガントな印象になります。

 

 

【オリーブグリーン。こちらもタップしてご確認ください。】

 

今日の洋服事情では、スーツを着ているだけで

ONの雰囲気は出ると思いますが

キャバルリーツイルはその出自からも、

どこかカジュアルな印象は与えがちです。

杢糸使いにすることで、

キャバルリーにしてはややカジュアルさは

薄れ、どんな場面でも使いやすいです。

 

 

トラウザーズとしても頼りがいがありますし、

今までご提案しているワイドなカジュアルトラウザーズとしても

最適です。

 

 

この素材をどうするか、

悩ましいところですね。

 

 

是非ご覧になるだけでもご来店ください。

 

 

以上石井でした。

 

 

↓カジュアルなワイドトラウザーズもご提案しています。

ノータックも気分です。

 

是非普段着もトラウザーズで!

(普段着トラウザーズ委員会発足)

 

 

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