【ZERBINO 虎ノ門 Blog 大西千波】
皆様こんにちは！
ZERBINO虎ノ門店の大西です。
本日ご紹介するのはこちら。
Fabric：Ermenegildo Zegna ~TOROFEO DENIM~
Order Suit
Custom Line：¥133,100 in tax
Double ：+¥3,300 in tax
Luxury Line：¥191,400 in tax
Double：+6,600 in tax
品質：W100%
目付：500g
品番：※こちらは品切れなります
11年間、毎シーズン数着ごとにスーツを仕立てていますが、
それでもまだ試したことが無いことが多くあります。
今回は初めて“バーガンディ”という色気ムンムンの色で仕立ててみました。
ゼニアの生地は2着目ですが、みなさんご存じのゼニアとはまた違った生地感の服地です。
最下部に以前谷内が紹介したブログを掲載していますが、ずっと眠っていたのが不思議ですね…！
トロフェオデニムは2017年にゼニアから発表され、その後定番となった人気銘柄になります。
“デニム”という名称でありながら流石はゼニアさん、トロフェオ用の極上ウールをデニムライクに再現した生地です。
近くで見ないとデニム感が分からず、遠目に見たらしっとりとした艶のある生地に見えます。
そんな秀逸な生地を作るゼニアは流石ですね。
今回の色はそもそもデニムに見えない色なのですが、そこがまた良い。
よーーく目を凝らして触ると、デニムの無骨な趣きだけではなく、極細繊維の上質ウールが醸し出す繊細さが感じられます
ウエイト500gのデニムらしい武骨さ×トロフェオの名を関して恥じない柔らかさ。最高です。
そんな素晴らしい生地に負けないよう男らしくありたい私は
ラペル巾を12㎝とし、フラワーホールを左右ミラネーゼ仕様で付けています。
ダブルオールステッチはマストとなっていますが、
今回は無地でよりステッチが映えると思ったので
通常の間隔よりも広く、0.2㎝+1.0㎝という巾で入れています。
これがまた良い雰囲気となっていますので、是非皆様も試してください。
社内イチ出尻な私ですが意外と足が細く、身体のラインに合わせるとバランスがおかしくなります。
最近はお尻から裾にかけてシルエットが綺麗に落ちよう太くし、丈も0クッションからリラックス感のある1クッション弱にしています。
ベルトレスも毎度のように指定していますが、最近は尾錠を付けず持出をグッと長くしています。
プリーツ分量も通常より深くし、よりクラシカルな印象にするのがマイブームです。
ナポリスタイルをこよなく愛す私はマニカカミーチャも標準仕様。
パット入りスーツももちろん持っていますが、全てマニカでも良いくらい見た目が好きです。
しかしLuxury Lineの袖付けはとてもうまいですね。
FOXのような生地では分かりにくいですが、これくらいの生地感であればギャザーが美しく出ます。
店内でも写真を撮ったのですが、暗めの照明だとブラウンに見えます。
写真を編集する時に実物と何回も見比べて調整していましたが
これだけ色が変わって見えるのはソラーロ以外では非常に珍しいのではないでしょうか。
既にクローゼットはパンパンですが、毎シーズン新しい何かを求めて仕立て続けています。
妻にはクローゼットの70%を占拠して大変申し訳なく思っていますが
着なくなったものなどは後輩にあげたり、着れない物は釦だけ外して処分したりしようと思います。
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『TROFEO DENIM』
ZEBRINO虎ノ門 大西
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