【ZERBINO銀座店 石井ブログ】
ZERBINO銀座店の石井です。
今回は表題の通りSUPER140‘sの国産生地を紹介いたします。
Fabric：made in japan
Custom Line：¥61,000+tax(¥67,100-)
Luxury Line：¥114,000+tax(¥1254,00-)
Wool 80% Silk 20%
No.47-227
SUPERとは原毛の細さです。
生地になる前の糸。
…になる前の、「綿」
の細さを指します。
μ(ミクロン・マイクロン)の単位でも表すことが出来ます。
SUPER100=18.5μとなり。
0.5μ下がるごとにSUPERは上がっていきます。
18.0μはSUPER110
17.5μはSUPER120
…といった感じです。
番手と混同されがちですが、
番手は「糸」段階での細さを表し、
SUPERは原毛状態での細さを表します。
さて、今回ご紹介するのはSUPER140`sの服地。
糸の作り方で差は出てきますが、
一般的にSUPERは大体130`sくらいから
繊細で高級になっていきます。
140`sともなるとかなりとろけるような触り心地です。
更にこの服地はシルクを混紡している為、
着心地は相当良い物になるに違いありません。
ちなみにシルクを構成するアミノ酸と、
人肌のアミノ酸は構成要素がちかいため
肌馴染みが良いそうです。
(後輩から教わりました。)
こちらの服地は
アムンゼン(梨地)織りにすることで、
原毛の良さを反映させるような
トロミのある生地感になっております。
ランダムなデコボコが光沢を生み、
エレガントな仕上がりになる事でしょう。
このアムンゼン織り、
文字の通り梨の肌の様に見えますが、
こちらの製法は海外ではなく
日本で生まれたそうです。
しかも織物の産地である尾州。
ちりめん織りにも通ずる
渋いカッコよさがありますよね。
薄くカラーストライプが走っていますが、
ベースは落ち着いたネイビーですので、
アンダーステイトメントで
こだわりのあるスーツになります。
この生地は今の所全店に在庫がございます。
生地に耳が付いていないので
売場でも埋もれがちですが、
是非見にいらっしゃってください。
以上実は実家が梨農家の石井でした！
(無限梨環境育ち)
アムンゼンに関しては下記でも紹介しております↓
アムンゼン織のダブルスーツ
アムンゼンの光沢は上品ですね。
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