【ZERBINO 虎ノ門 Blog 大西千波】
皆様こんにちは！
ZERBINO虎ノ門店の大西です。
今日は少し余談を…
私が愛用しているボールペンですが、入社してすぐに購入したデルタのドルチェビータです。
当時先輩から「お客様にとって大切なスーツを仕立てる際に伝票に書き記すのに、安いボールペンじゃ失礼でしょ」と言われたのを今でも覚えています。
せっかくだから良い物をと思い探し、出会ったのがデルタで、なんだかんだ12年間使用しています。
大変気に入っていて、良くお客様からも『DELTAじゃないです！』と声をかけて頂けます。
そんなデルタですが、実は2018年に急遽廃業してすべての供給が止まってしまいました。
2019年に修理に出した際は奇跡的に純正の備品が残っていたので修理出来ましたが、
今は既に純正品が少なくなっているので大切に使用しています。
廃業が分かった時に替芯もあるものまとめ買いしましたが、それも全て無くなり
今までは相互品のであるパーカーの替芯を使用していましたが、どうもしっくりこず…
そんな時にお客様からご紹介いただいたのが、『伊東屋のROMEO』です。
教えてもらったその日に買いに行きました。
私が購入したのはゲルインキではなく、低粘度タイプの油性インクです。
紙の上をすべるように軽い力で書けるのでとても感動しています。
伊東屋さんのオリジナル商品という事もあって価格もお手頃。
是非皆様に書き心地を体感していただきたいものです。
ちなみにデルタの創業者、ニノ・マリノ氏が新しくMaiora(マイオーラ)社を立ち上げ
同じようなボールペンが出始めたそうです。
前置きがかなり長くなってしまいましたが
本日ご紹介するのはこちら。
Fabric：Made In Japan
Order Coat：¥104,500 in tax
Double：¥6,600 in tax
品質：W90％、Ca10%
品番：37-114
国産のカシミヤ混コート生地です。
カシミヤブレンドですが、ウールの目付もしっかりしていていい重さと厚さを兼ね備えています。
ブラウンとベージュの濃淡のある糸を織り合わせることで杢感が表現され
水牛釦の茶色のムラ感ともマッチした仕上がりとなっています。
この色はスーツでは中々難しいと感じる方は多いと思いますが
何故かコートならありかも?!と感じてしまいます。
スーツとしてはあまり無い色だからこそ、コートとして重宝します。
一般的なコートはネイビーやグレーですが、この辺は定番色の為スーツとコートの色が同じでもおかしく見えません。
この色はスーツ被る事もないのでどんな色でも合わせて問題ありません。
アルスターコートは一般的に腰ポケットをパッチ&フラップという仕様にしますが
どうしても手を入れやすくしたいという要望に合わせて箱型の斜めにしています。
オーダーならではのアレンジですね。
お仕立て上がりのご紹介ですが、
各店あと少しサンプルコートが残っています。
仕立てるより30%引きのお値段でお買い求めいただけるこの機会に
是非ご覧くださいませ。
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ZEBRINO虎ノ門 大西
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